【食べることは生きること】
私は大学受験を控えた17~18歳のとき、
1年で35kg・体脂肪15%まで落ちるという、拒食症になりました。
その自覚をしてから、「これじゃだめだ」と思った1番最初のきっかけが、母のくれたこの言葉だったんです。
でも、自然と生理がくる 「女性の体」に戻れるまで、7年かかりました。
拒食症・過食症の摂食障害は、単に食べる・食べないの「食事管理」の問題ではなく、ココロの病気です。
そんなココロも、「食べるものが作ってくれる」と思えるようになるまで、
・婦人科の先生から「好きなもの(食べられるものを)を食べていいよ」と言ってもらえた言葉
・二人三脚で支えてくれた母が亡くなってから、家族のために食事を作るようになったこと
・今まで人前で食べることに恐怖心があったのが、
大学時代に色んな人と出会うことで「人と食べるからこそ美味しい」と思えるようになった沢山の経験
・そして私を愛し、認め、支えてくれた今の主人との出会い
・元気に産まれてきてくれた3人の子供たち。。。
色んな人や機会に恵まれて、今の私までたどり着きました。
摂食障害って、まず、自分で認めて、人にカミングアウトできるようになるまでがまずすごく時間がかかるんです。
でも、誰かに知って欲しくて、この辛さを共有したくて。。。
私が人に話すようになったら、自然と「私も実は(今/昔)そうな(だった)んです・・・」と声をかけてきてくださる方々と出会えるようになり、やっぱり同じような経験をさせている人が多いことを感じました。
世の中に「痩せるためのレシピ」は沢山あるけれど、
私と同じような経験をしている人のために、「自分のココロのために食べる大切さ」を伝えていければと思っています。
プロフィール
露﨑奈津子(なつ・なっちゃん 旧姓:伊藤)
1985年8月25日生まれ。小平市在住。女の子2人・男の子1人の3児の母。
・料理教室講師
・食生活アドバイザー
・食育インストラクター
小学校高学年で通った、東京ガス主宰の、父と子の料理教室「ぱんだクラブ」に通い、いつか子供向けの料理教室をやりたいと思うようになる。
その後、豊島岡女子学園中学校・高等学校(コーラス部で中高それぞれ部長を経験し青春を謳歌!)、早稲田大学理工学部経営システム工学科(理工展連絡会広報外報担当)を卒業。
学生時代にインターンをしていた某人材会社にてマーケティング担当として約2年半勤めた後、2010年5月に料理教室開業を目指し退職。
未経験の状態から、料理研究家のアシスタントや、飲食店での仕事をするかたわら、
個人でも単発で大井町の料理教室【HarvestBeach】を開講。
その後、ポケットキッチン渋谷料理教室の常勤講師を経て
2012年11月から自宅にて料理教室を開業。
2013年11月~2014年2月、2016年4月~8月、2018年6月~9月と過去3度の産休を経て、それぞれ料理教室を再開。